【熟成】簡単なのに鶏むね肉を衝撃的においしくするレシピ
2017/02/07
高タンパク、低カロリーな食材といえば、鶏むね肉を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ボディメイクしている人はもちろん、普通の人でも健康に気を使う人は積極的に食べたい食材の一つです。
鶏むね肉はお肉の中では最も安く、100gで40~50円程度の値段で売られています。(しかも国産)
しかし、鶏むね肉は調理方法に気を付けないと、すぐにパサパサになっておいしくなくなります。
今回ご紹介のはおそらく、最も簡単に鶏むね肉をおいしくする方法だと思います。使う食材のは鶏むね肉と塩のみ。この二つで信じられないくらい鶏むね肉がおいしくなります。
しかも、この方法を施した鶏むね肉は焼きすぎてもパサパサになりません。つまり鶏むね肉を料理する時に失敗する事が少なくなります。
まとめて作り置きしておくこともできるので、料理が面倒な時でも焼くだけでおいしくタンパク質を摂取できちゃいます。
そんないいことづくめの簡単鶏むね肉レシピをご紹介!
目次
簡単鶏むね肉のレシピ
ただただ簡単です。
材料
- 鶏むね肉・・・・好きなだけ
- 塩・・・・・・・適量
これだけです。
カロリー・マクロ栄養素
カロリー(100g)・・・・108kcal
- タンパク質・・・・・22g
- 脂質・・・・・・・・1.5g
- 炭水化物・・・・・・0g
※ 鶏むね肉1枚200~300gくらいです。
作り方概要
- 鶏むね肉の皮を取る。
- 両面にたっぷりと塩を振って15分放置。
- キッチンペーパーで肉の水分をふき取る。
- 両面にたっぷりと塩を振って15分放置。
- キッチンペーパーで肉の水分をふき取る。
- 両面にたっぷりと塩を振ってラップに包む。
- 冷蔵庫で一晩おいて完成。
以上です。すごく簡単ですよね。でもこれだけで鶏むね肉が劇的においしくなります。
塩に漬けることによって塩溶性のタンパク質が溶け出し、うまみ成分であるアミノ酸が生成されます。
また、保水性が向上するのでプリッとした独特の食感になり、焼きすぎてもパサパサにならないのです。冷えてもお肉が固くならないのでお弁当のおかずにもおすすめです。
初めて嫁に食べさせた時はずっと鶏もも肉と勘違いしていて、鶏むね肉だと伝えたらすごく驚いていました。それくらい食感が変わります。
簡単鶏むね肉レシピは結構塩を使いますが実際に食べてみると、ちょうどいい塩加減になっているので塩抜きの必要がありません。また、シンプルな味付けなので色々な料理に使うことができますし、それによってそれぞれ料理の味を一段階あげてくれます。
それでは、詳細な作り方をご紹介します。
簡単鶏むね肉の作り方
写真付きでご紹介。
1.鶏むね肉の皮を取る
まず、皮を取りましょう。そのほうがヘルシーということもあるのですが、両面にしっかり塩を染み込ませるためです。
2.両面に塩を振って15分放置
たっぷりと両面に塩を振ります。目的は鶏肉の余分な水分を抜くためです。
3.キッチンペーパーで肉の水分をふき取る
塩を振って放置したことによって、余分な水分が肉から出てきますのでしっかりふき取りましょう。
4.2と3を二度繰り返す
塩を振って放置と水分をふき取る作業を二回繰り返します。これによってしっかり水分を抜くことができます。
水分を抜くことによって保存がききますし、その分、熟成期間が長くとれます。
つまり、タンパク質が分解されてアミノ酸を生成する時間が長くなり、それによってアミノ酸の量が増えておいしくなるのです。
5.両面に塩を振ってラップに包む
両面に塩を振って、空気が入らないようにラップに包みます。
塩はしっかりと振りましょう。それによってプリッとした食感と、うまみ成分であるアミノ酸が増大します。
6.冷蔵庫で一晩おいて完成
冷蔵庫で一晩おけば完成です。
どうですか?一晩おく必要がありますが、手順は非常に簡単です。
完成した鶏むね肉がこちらです。写真じゃよくわからないかもしれませんが、肉の色が飴色になっています。
切ってみると、包丁にねっとり肉がからんで切りにくいです。これは塩溶性のタンパク質が溶けている証拠です。
今回はシンプルに焼肉プレートで焼いてみました。鶏むね肉の焼肉はさっぱりとしていて、胃がもたれないので、霜降肉がキツくなってきた人に特におすすめ。
プリッとした食感で全然パサついていないです。食感だけではなくうまみも凝縮されて、いい風味のお肉に仕上がっています。
ちなみにタレは塩ダレでいただきました。これは自作です。簡単に作れるのにすごくおいしくておすすめです。
作り方はこの記事を参考にしてみてください。
まとめ
今回は簡単鶏むね肉レシピをご紹介しました。
最近、熟成肉が流行っていますが、今回のレシピも新鮮なお肉をそのまま食べるのではなく、一晩おいてうまみ成分であるアミノ酸を増大させるところがポイントです。
その点では今回のレシピも熟成肉といえるのではないでしょうか。是非お試しを!